「――――1000だあ?俺様にかかればお前のために一億人は呼び込めるぜ?なあ樺地」


樺地が届けてくれた手紙を読み、樺地特製のディンブラを飲みながら跡部は鼻で笑った。


休日の日差しもうららかな朝方のことである。
昨日は樺地を強引に泊らせてそれはそれはもう熱い夜を過ごしたので―――つまり夜明け近くまで寝て無かったということになるのだが―――朝の跡部はすこぶる上機嫌だった。だというのに樺地はどうも日が差してくると照れるのか、『し、新聞をとって、きま、す』と言うなりベッドを抜け出してしまったのだ。
そこで跡部の機嫌が斜めに傾いたのは言うまでもない。

新聞とともにワゴンに紅茶を載せて持ってきてくれたので跡部はしぶしぶ起き上ったが、腰の痛みもあり、また樺地がさっさと服を着てしまったこともあり、「ぺー、さんから祝電、が」と言われてみた祝電に八つ当たりまがいなことを言ってしまうのは当然のことであった。

勿論、当然だなんて理論は跡部の中だけで通用するものであるのだが。


しかし、祝電と言ってもなんだかショボイ。今はもう無いと思われるタイピング機械で打ち、それをそのまま折りたたんでポストに入れました的なショボさだ。
跡部が鼻で笑うのも当然なのかもしれない。

とにかく、跡部はそれを一瞥して鼻で笑うと、ポイッと放った。
床に落ちる前にあわてて樺地がキャッチして、ワゴンの上に乗せる。
その様子を見て、跡部は何か思いついたかのようにニヤリと笑った。


「―――――ま、あの馬鹿なメス猫にしてみれば頑張った方か。アレは文章力もなければ、まず日本語が分かってんのかどうかも怪しい。とにかく適当に叫べば万事上手くいうとか思ってる奴だからな。あの叫ぶ呪文はなんて言ってたか・・・確か『モエーーー!』だったか?・・・何語だろうな?」
「ウス・・・」
「でもお前、実は結構嬉しいんじゃねえの?」
「ウ・・・・!」
「俺が捨てようとしたもんを拾う位だからな・・・ま、いつでもそうだが。記念にしとこうとか思ってるんじゃねえの?」
「ウ、ウス・・・」
「まあ、確かにな。1000人か。俺的には寂しい人数だが、お前のために集めてるわけじゃなくて、俺とお前のために来てくれた人数だからな。まあ、結構じゃねえの?」
「・・・ウス」
「―――感謝しようぜ、樺地。神だとか、1000人の人間だとか、まあ何でも良い。俺は偶に感じる事がある。お前と出会わなかったら俺の人生、どうなっていたかとかな。そしてふいに怖くなるんだ。出会いが偶然だとか必然だとか、今となってはどうでも良い。俺には必要だったんだ、お前が。だから出会ったのかもしれないとかは思うがな。だから、つまり――――」
「・・・」

跡部がこれほど何かに饒舌になるのは珍しかった。本人の考えもまとまってないらしく、所々が断続的な形になっているが、樺地には何となく、跡部が言う事が分かる気がする。

一呼吸おいた跡部は、樺地を手招きして呼び寄せた。
その手に従っていくと、『屈め』という風に合図され、そして樺地の首に跡部の腕が回った。
跡部の腰を配慮して樺地が身じろぐと、それすら許さないように跡部の腕に力が入る。

跡部の吐息が、洋服からむき出しの首筋にあたってくすぐったい。
そして目の前にある跡部の髪の毛からは、汗のにおいと、跡部お気に入りのフローラルシャンプーの香りが樺地の鼻腔に届いた。
――――幸せ、だなあ
樺地は心の中でそう呟くと、跡部の髪に口付けをおとした。
瞬間、ピク、と跡部の体が跳ねる。もぞりと跡部が動いた。


「いつまでも、何があっても」

ほぼ吐息に近い跡部の声が樺地の耳に直接吹き込まれる。
今度は樺地の体が小さく跳ねた。

「傍に居ろ」


――――ああ、なんて優しくて幸せな呪縛なんだろう。


「ウス」、と樺地も吐息交じりな声で返すと、跡部は腕の力を緩めて幸せそうに笑った。
樺地が笑顔でこたえると、跡部はまた樺地の後頭部に手をまわし、力を込める。
その意図を察してか、樺地はしばし戸惑いの顔を見せたものの、跡部が笑うと抗えない。
触れるだけのキスを落として、離れようとすると、跡部の引導によりキスがどんどんと深くなっていく。








――――――気を利かせたメイドがベッドメイキングを始めたのは、正午を過ぎたあたりだという。











(感謝しよう、君と僕が)


(何世紀分もの祝福をうけたことに)







あとがき(というほど(ry








文・・・・・!!!


自分の文章能力にこれほど絶望したことってあるけど、あるけど、ひいいいいん!(何。)

絶望したーーーー!自分の文章能力に絶望したーーー!(死語)



しかも想定外に二人が甘くなりすぎたって言う。
君達まだまだ中学生なんですよ!?恥を知りなさい恥を!!(



途中でhantenしないと見れないところがあります。
そういう罠なんです。
思ってるけど、心の中で言ってない。みたいな。(わからん)

あえて言葉にしなくても、思ってる、見たいな(だめだわからん)


本当に日本語ダメな子ですいません・・・・。
叱ってくれるお友達もいないんです・・・
そこのあなた!私とお友達n(黙れ)



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本当に、ありがとうございます!!!!