素面 だと跡部は樺地に告白できないので←

 

 

お酒を飲んでみました。

(※良い子は、ぜったいに真似しないでね!!!)

 

 

 

 

結果。

 

 

 

 

跡部「…かばじぃ」

樺地「あ、とべさ…!?」

跡部「…何でそんなに遠いんだよ」

樺地「え」

跡部「も、っと。こっち」

樺地「跡部さ…?」

跡部「抱けよ…」

樺地「!?」

跡部「二人きり、なんだから、いいだろ」

樺地「もしかして、跡部さん、酔って」

跡部「酔ってねえ!」

樺地「でも…」

跡部「俺様が!この俺が!あれぐらいの量で酔うか!!」

樺地「…どれ、くらい…」

跡部「………2本だ!(ワイン)」

樺地「………」

跡部「……なあ、かばじ」

樺地「ウ…!」

跡部「俺たちは、なんだ」

樺地「…?…」

跡部「俺は、どうしたら、もっと、お前に、」

樺地「…」

跡部「…答えろよ」

樺地「…きっと、跡部さん、忘れます」

跡部「忘れねえ」

樺地「で、も」

跡部「俺が、お前の言う事を、忘れる、筈がねえ」

樺地「…ウス」

跡部「昔から、」

樺地「ウス」

跡部「お前の言ったことも貰った物も仕草だって」

樺地「…」

跡部「忘れたことがねえんだ、俺は」

樺地「……ウス」

跡部「だから、言えよ。かばじ、」

樺地「…なに、を…?」

跡部「俺を、どう思ってんのか、言え」

樺地「…ウ…」

跡部「おい!逆らうのか!!」

樺地「…いえ、だって、俺は昔から、」

跡部「何だよ」

樺地「跡部さんに、逆らおうなんて、考えたこともない、です」

跡部「……」

 

樺地「跡部さんは、俺の、特別だから」

 

跡部「………おう」

 

 

樺地「――――跡部さん?」

跡部「…」

樺地「…寝、ました?」

跡部「…」

樺地「…おやすみなさい、」

 

 

 

(特別の意味は、まあまだ秘密でも)

 

 

樺地「いい…かな」

 

 

 

 

 

 

 

 

+  +  +

 

 

 

 

跡部「―――――あ?」

忍足「せやから、告白はどないしてん」

跡部「うるせー、今頭いてえんだよ大きな声で話すな」

忍足「そこまで大きい声やないやん…。」

跡部「告白…は…」

向日「告白は?」

跡部「………」

二人「「……もしかして跡部……」」

跡部「だあああああうっせえええええ!いづっ……!(頭を押さえる)」

向日「クソクソだっせー!跡部!あんなに息巻いてたのによー」

忍足「やっぱ酒でも無理なもんは無理やったか…結局酔っただけやん」

跡部「うるせえ…………」

向日「でも、酔った時なんも言ってねーの?ってか、覚えてねーの?」

跡部「……」

忍足「お、なんや覚えてるん?」

 

 

 

 

(「跡部さんは、俺の――――――」)

 

 

 

 

―――――俺の、なんだ、ってんだよ!!!

 

 

 

 

 

跡部「覚えてねえよ、クソ…」

忍足「ええ?なんやー、折角おいしいネタ、文芸部に持ってけると思ったんに」

向日「…文芸部?」

忍足「なんや本出すんやて」

向日「…ほん?」

忍足「でもなあ、結局、進展なしかい」

 

跡部「うっ……うるせええええええ!!!!!!いっ…!(頭を押さえる)」

 

忍足「あー、自爆しとる」

向日「何か今日の跡部、壊れてておもしれーな」

 

 

 

 

 

 

日吉「…機嫌いいな」

樺地「……そ、う?」

日吉「何となくわかる」

樺地「……」

日吉「あー、いい。悪かった。悪かったから頬を染めるな」

樺地「ご、ごめ、ん」

日吉「いい…突っ込んだ俺が悪かった…」

樺地「ウ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

(ほんとはね、)

                   

 

 

(特別よりも、『愛してる』)

 

 

 

 

 

 

 

|後記|

 

という、ありがちなネタですけど…!!!!