跡部「(樺地の奴…平気だろうな……俺様の家だから心配はいらねぇだろうが……母様に捕まってたら後々面倒だな………。……電話するか)」

 

 

(ちなみに跡部のお母様は、樺地の事が大好きです。なにかと跡部から切り離します。多分跡部のそばに樺地を置いておくと危険だと分かっていらっしゃるのでしょう。)

 

 

 

一方樺地。

 

 

 

 

樺地「(跡部さん、が帰ってくる、前に、なんか縫ってようか、な…)」

 

 

 

ルルルルル…←電話の音

 

 

樺地「ウ?(受話器を取る)」

 

 

 

 

 

(………あれ、でも、取ったは良いけど、)

 

 

 

 

――――なんて出れば、いいんだろう。

 

 

 

 

 

――――俺は樺地、だけど、ここは跡部さん、の家(正確には部屋)だから…

 

 

 

 

樺地「はい、もしもし…跡部ですが」

 

 

 

『―――ドッターン!!!(何かが倒れたような音)…ブツッ…ツーツーツーツー』

 

 

 

樺地「………ウ?」

 

 

 

――――何だろ、間違い電話、かな?

 

 

 

 

 

ルルルルル…←電話の音

 

 

 

 

樺地「…」

 

 

 

 

――――跡部さんの家って、電話多いなあ……

 

 

樺地「もしも」

跡部『おい樺地ぃ!!!』

 

 

――――あれ、跡部さんだ。

 

 

 

樺地「ウス?」

跡部『お、お前、さっき、なんて言った!?』

 

 

――――さっき??

 

 

(まだ話してないの、に、さっき?)

 

 

 

樺地「さっき、って…?」

跡部『さっき電話に出ただろうがよ!!!』

 

 

――――あ、さっきの、跡部さんだったのか

 

 

 

樺地「さっきの電話、跡部さん…?」

跡部『そんなことは今どうだっていい!もう一回言えって言ってんだよ!!!』

樺地「ウ…?」

 

 

 

 

(そんなこと言われても、なあ)

 

 

 

――――さっき言った言葉って、何だったっけ。

 

 

――――ええと、電話に出て、何て言えばいいか分からなくなって、

 

 

 

 

――――それで、俺…

 

 

 

 

 

(そうだ、それで、俺)

 

 

 

 

樺地「『もしもし…跡部ですが』………?」

跡部『……』

樺地「跡部、さん?」

跡部『もう一回』

樺地「ウ!?」

跡部『ちゃんと録音してえ』

樺地「ウ…」

跡部『な、もう一回』

樺地「な、んで…」

 

跡部『………―――いや、その』

 

樺地「ウス」

 

跡部『だって、お前が、自分のこと…』

樺地「…」

跡部『………あー!!!何でもねぇ!早く帰る!!』

樺地「ウ!?あの、言わなくて…?」

跡部『はははははいーんだよいーんだなんでもねぇからほんときにすんなよなぁかばじ』

樺地「…?ウス」

跡部『…早く帰るからな!』

樺地「!…ウス」

 

 

ブツッ…ツーツーツー……

 

 

 

 

――――良く、分からなかったけど、

 

 

 

――――考えてみると、俺、跡部さんに無断で跡部さんの名前を使ってた?

 

 

 

 

(もしかし、て)

 

 

 

 

 

 

 

(怒っちゃったの、かな)

 

 

 

 

 

 

そうして勘違いした樺地が跡部に謝罪したのはそれから30分後の事。

 

跡部は勘違いした樺地を怒鳴りつけ、『だからお前は分かってねえ!』と クッションやら枕やらを投げた。

 

 

 

その様子を見て、『やっぱり、怒ってる』という更なる勘違いを樺地がしたことなど、跡部には知る由もない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

→あとがry

 

 

とうとう『あとがき』までも略してしまった()

 

 

えー下らない話をどうもすいません。

 

 

ネタは知る人ぞ知る感じですが、こういうことってよくあるよね?あれ、無い!?

 

 

私自身、親戚の家行くと電話来る度テンパります。

『性別変えなアカンのか!?』と言った感じで。

変えなアカンがな。

 

 

 

 

えー皆様はもうお分かりかと思いますが、べさまは樺地が『跡部』の姓を名乗った事が感動的だったわけです。

 

『まるで新婚じゃねぇの…!』みたいなね。ノリ。

 

樺地を鈍感にし過ぎた…!

 

 

でもまさか跡部がそんな風に思ってるなんて思いも寄らないよね!

 

私の中で樺地は、跡部を尊敬しすぎて恋愛対象に見れない面を持っています。

 

あたし跡部にひどい扱いするの多いなー!()

 

今度は樺地を可哀想にしてみようかな…

 

でも駄目だ、心が痛む。

 

 

 

跡部の。←そっち!?

 

 

 

 

 

 

 

何はともあれ、お粗末様でしたぁぁぁっ!!!